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さくらのビジネスメール・KAGOYA MAILの違いを比較!国内料金と容量で選ぶ

読む目安 約4分 更新日 2026-08-07さくらのビジネスメールKAGOYA MAIL

さくらのビジネスメールとKAGOYA MAILは、どちらも独自ドメイン(会社のドメインを使ったメールアドレス)の運用に使える国内向けサービスです。両者の大きな違いは、容量の規模と料金の考え方にあります。

長期契約で費用を抑えやすくしたいなら、さくらのビジネスメールが有力です。一方、100 GBから1 TB、2 TBへと容量の選択肢を広げたいなら、KAGOYA MAILが比較しやすいでしょう。

結論を先に

小さな価格差だけで決めるのではなく、「600 GBのサービス全体容量を長期契約で使うか」「必要容量に応じてプランを選ぶか」という軸で分けると、判断しやすくなります。

さくらのビジネスメール

こんな人に

36か月一括払いを前提に、メール専用の環境をコスト重視で持ちたい

KAGOYA MAIL

こんな人に

100 GBから1 TB、2 TBまで、必要な総容量に合わせて選びたい

まず押さえたい違い

比較項目さくらのビジネスメールKAGOYA MAIL
位置づけWebホスティングを含まないメール専用プラン総ストレージ容量で選ぶ法人向けメールサービス
容量サービス全体で600 GBBronzeは100 GB、Silverは1 TBまたは2 TB
アドレスとドメインメールアドレス数は無制限表記、マルチドメイン400メールアドレス、アカウント、エイリアス、ドメインは無制限表記
料金の入口36か月一括払いの月額換算1,540円、初期費用無料Bronzeは月額3,300円、Silver 1 TBは13,200円、2 TBは25,300円
移行移行先で同じアドレスを作成し、DNS切り替えとメールソフトの設定を行う乗り換え支援パックは11,000円、サーバー移行支援は見積もり

「アドレス数が無制限なら何人でも制約なく使える」とは限らない点に注意してください。実際の運用は、サービス全体の容量と、1人ずつのメールボックスへの割り当てで決まります。ここでいうメールボックスとは、受信したメールを保存する個人ごとの箱のことです。

料金は支払い条件まで比べる

さくらのビジネスメールの月1,540円は、36か月分を一括で支払う場合の月額換算です。初期費用は無料ですが、毎月1,540円ずつ払う契約として読むことはできません。長期利用が決まっている会社にとっては、費用の見通しを立てやすい選択肢です。

KAGOYA MAILは、Bronzeが月額3,300円、Silverは1 TBが月額13,200円、2 TBが月額25,300円です。月払いと12か月一括払いの割引は分けて考えます。まず100 GBで始めるのか、1 TB以上の保存領域が必要なのかを決めると、候補プランと費用を絞り込めます。

注意

料金と契約条件は2026年8月7日確認時点の内容です。契約前に、支払い周期、一括払いの総額、必要なオプションを最新の案内で確認してください。

容量は「1人分」ではなく全体で考える

さくらのビジネスメールの600 GBは、1つのメールボックスの固定容量ではなく、サービス全体の容量です。KAGOYA MAILの100 GB、1 TB、2 TBも同じく、全利用者で使う総容量として比べます。

たとえば人数が同じでも、長期保管するメールが多い部門と、短期間で整理する部門では必要な容量が変わります。社員数に単純に掛けるのではなく、現在の使用量と今後の増加分から見積もるのが現実的です。

KAGOYA MAILでは1通あたりの受信可能サイズもプランで異なり、Bronzeは200 MB、Silverは512 MBと案内されています。ただし、これは送信時の添付ファイル上限と同じではありません。相手側の受信制限もあるため、大きなファイルをメールで送る運用とは切り分けて考えましょう。

独自ドメインとアドレス管理

さくらのビジネスメールは、自社または他社で取得した独自ドメインを割り当て、複数ドメインにメールアドレスを作成できます。サーバーコントロールパネルから、アドレス、メーリングリスト、転送などを設定します。メーリングリストは30個までで、転送したメールを元のメールボックスに残すかどうかも設定できます。

KAGOYA MAILは、独自ドメインと複数ドメインの設定を無制限と案内し、DNSレコードの設定も提供しています。メールアカウントの一括設定や、管理権限を分ける機能も標準です。部門ごとに管理を任せたい場合は、この権限管理が比較材料になります。

なお、エイリアスは別名アドレスであって、独立したメールボックスではありません。たとえば代表窓口と個人宛の名前を使い分けていても、保存先が同じなら、別の利用者分の容量として数えるものではありません。

セキュリティとサポート

さくらのビジネスメールは、送信元ドメインの正当性を扱うSPF、DKIM、ARC、DMARCに対応し、迷惑メールフィルターとウイルスチェックを案内しています。メール用の専用送信IPも備えます。

KAGOYA MAILは、迷惑メールフィルターを標準で提供しています。コントロールパネルのログインには、時間で変わるコードを使う2段階認証を設定でき、主アカウントから必須化もできます。ただしこれは、メールソフトからメールへ接続するときの2段階認証とは別の仕組みです。追加のセキュリティ機能にはオプションもあるため、標準料金に含まれる範囲を分けて確認してください。

サポートについては、さくら側に導入前と契約中の窓口、マニュアル、障害・メンテナンス情報があります。KAGOYA側はサポートサイト、電話、メール窓口を案内し、障害時は24時間体制の専任エンジニアが復旧に対応します。これを、一般の問い合わせも24時間受け付けるという意味には広げないでください。

移行の手間と解約時の扱い

さくらのビジネスメールでは、旧サービスと同じメールアドレスを移行先に作り、DNSの切り替えとメールソフトの設定を行う手順が案内されています。これは、過去のメールデータが自動で移されるという意味ではありません。

KAGOYA MAILでは、「サーバー乗り換え安心おまかせパック」が11,000円、サーバー移行支援は見積もりです。移行作業を依頼したい場合は、どこまでが定額パックに含まれるかを確認する必要があります。パックがあることと、自分でメールを取り込む機能が標準で付くことは同じではありません。

なおKAGOYA MAILを解約すると、通常は当月末にアカウントと関連ファイルが削除されます。12か月一括払いは途中解約でも返金されません。解約を予定する場合は、必要なメールを退避する日と契約を終える日を分けて計画しましょう。

確認しておきたいこと

現在使っているメールの合計容量と、3年後の見込みを数値で出せるか
36か月または12か月の一括払いを選ぶ場合、途中の方針変更も含めて無理がないか
現在のアドレスと過去メールを、誰がどの手順で移すか決められるか

どちらを選ぶか

さくらのビジネスメールは、36か月一括払いの月額換算で費用を抑えつつ、600 GBのメール専用容量を使いたい組織に合います。一方KAGOYA MAILは、100 GBから1 TB、2 TBの容量帯を選べるうえ、アカウントの一括設定や管理権限の分担も使いたい組織で検討しやすい選択肢です。

最後は、アドレス数の表記ではなく、必要な総容量、支払い周期、移行作業の分担という3点で選ぶと、導入後のずれを減らせます。

よくある質問

Q.メールアドレス数が無制限なら、容量は気にしなくていい?

A.いいえ。アドレス数と保存容量は別です。さくらはサービス全体の600 GB、KAGOYA MAILは契約プランの総容量を、全利用者でどう使うかを考える必要があります。

Q.さくらの月1,540円は月払いでも同じ?

A.いいえ。36か月一括払いの月額換算です。契約時は月額表示だけでなく、支払い周期と一括払いの総額を確認してください。

Q.乗り換え手順があれば、過去メールも自動で移る?

A.自動移行とは限りません。さくらの案内はアドレス作成、DNS切り替え、メールソフト設定の手順です。KAGOYA MAILの支援パックも、利用者が自分で使うメール取り込み機能とは分けて考えます。

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出典

確認日: 2026-08-07(記載の各公式ページで確認。価格などは変わることがあります)

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